2006.11.23〜2006.11.25 in 金沢・名古屋
■ 1日目
結婚一周年を記念して金沢へ行ってきました。
当初、何処に行こうかと決め兼ねていたのですが、今の時期なら紅葉鑑賞でしょ!と言うことで旅行情報サイトを眺めていたところ、今回宿泊した「加賀の湧泉 ドーミーイン金沢」を見つけ、オープンしたばかりで宿泊費も格安になっていたことに惹かれまして、旅先を金沢にした訳です(^_^;)
さて、今回の旅程は、こんな感じ。
11月23日(木・祝) 07:20 羽田発 | JAL1271 08:25 小松空港 | 連絡バス 09:46 金沢駅 | 路線バス 10:00 兼六園 | 徒歩 11:00 金沢城 | 徒歩 12:00 金澤さくら亭(加賀料理を堪能) | 徒歩 14:00 長町武家屋敷跡 散策 | 徒歩 15:00 尾山神社 | 徒歩 16:00 長町武家屋敷跡 お土産散策 | 徒歩 16:30 香林坊 | 路線バス 17:30 ホテル チェックイン | 徒歩 19:00 座・いっく(香箱蟹など地物を堪能) 11月24日(金) 08:15 ホテル チェックアウト | 徒歩 08:25 金沢駅 | 路線バス 08:45 妙立寺 | 路線バス 10:00 近江町市場 散策 12:30 廻る近江町市場寿し | 徒歩 14:15 主計町 散策 | 徒歩 15:26 金沢駅 | 特急しらさぎ12号 18:18 名古屋駅 | タクシー 19:00 いば昇(ひつまぶしを堪能) | 電車 義兄宅 11月25日(土) 12:30 山本屋本店(味噌煮込みうどんを堪能) | 車 14:20 広小路栄 | 路線バス 15:15 名古屋城 散策 | 路線バス 17:00 栄広小路 散策 矢場とん(わらじとんかつなどを堪能) | 地下鉄 19:25 名古屋駅 | のぞみ40号 20:47 新横浜 |
宿泊代も安く上げるのであれば交通費も安くしたいところ。
で、調べてみました。空路と陸路では、通常時間であれば陸路のほうが3,000円程安いのですが、朝一の空路であれば、早く現地に着く上に陸路よりも3,000円程安くできるんです。
そんなわけで、朝は4時半起きではありましたが、早く着く分、長く遊べるってことで朝一空路便をチョイスしました。
さて、羽田空港から小松空港経由で金沢入りしたのですが、気温の低さに驚き。
天気予報では13℃とのことで、横浜と2℃くらいの差なので、コートでも羽織ればよいかなと思っていたのですが、なんと「7℃」の表示。まあ、13℃は最高気温ですけどね(^_^;)
寒さに強い方ではありますが、さすがの寒さにシャツとコートの間にウィンドブレーカーを着込んでしまいました。
寒さ対策も済んだところで、バスで「兼六園」へ!
路線バスの乗り場など下調べをしておいたのですが、ここは日本。心配なら聞いちゃったほうが早い!と言うことで、案内所へ。
兼六園には3番ターミナルで90番台のバスへ乗車すればよいとのこと。
併せて今回の旅程も見てもらい、「徒歩」としているところが、ほんとに徒歩圏なのか、1日乗り放題フリー乗車券がお得か否かを聞いたところ、計画通りでよいとのことでした。
兼六園
そんなわけで、バスに乗り込み、兼六園へ!
300円/大人の入場料…期待が大きいだけに、この価格は安く感じました。
実際、期待通りの景色で、「綺麗!」と思わず声が出てしまいそうでした。紅葉は、真っ盛り…ではなかったように感じましたが、赤や黄色に色づいた葉や、一枚の葉っぱでも表と裏では赤の濃さが違い、そのコントラストもホント綺麗でした。
紅葉に心奪われてしまうのは年齢の所為かもしれませんが、紅葉の時期の兼六園は一度は観る価値あり!だと思います。
ちなみに兼六園は…石川県金沢市にある池泉回遊式庭園で加賀藩主前田侯の庭として造られ、宏大(こうだい)・幽邃(ゆうすい)・人力・蒼古(そうこ)・水泉・眺望の六勝を兼ね備えることから名づけられたそうです。岡山の後楽園、水戸の偕楽園とともに日本三名園の一です。
金沢城公園
兼六園で1時間ほど紅葉狩りを楽しんだ後、直ぐ隣りの金沢城公園へ。
2002年のNHK大河ドラマで放映された「利家とまつ」〜加賀百万石物語〜を観ていたこともあり、興味津々…だったのですが、広い公園内は観るところが少ないように思いました。ガイドさんがいれば、見るポイントを教えてもらえたのかも。
それでも、唯一の資料館である五十間長屋では、伝統木造工法や床下軸組などの展示には、昔の人の知恵に感服してしまいました。
また、この時期は公園内の紅葉も見事で、それをバックに加賀友禅の着物をまとった女性モデルの撮影がされてました。
で、金沢城公園に来たのならば、やはり前田利家公の像を観て行かない訳には行かないとも思い、案内図を隈なく探してみたのですが一向に見つからず、案内所のおじさんに聞いてみたところ、門(石川門)の外にあるとのこと。…と言うとで、しっかり写真に収めて参りました。
金澤さくら亭
ちょうどお昼時になり、兼六園の近くにあり予約していた「金澤さくら亭」へ。
金澤港直送の旬の新鮮魚介や加賀野菜を使った懐石料理を落ち着いた個室で頂けるお店。お昼からゆったりした気持ちで頂けまして、料理がより一層美味しく感じました。
さて、旅行前から一番興味深かった石川県の代表的な郷土料理である「治部煮(じぶに)」…鴨肉やすだれ麩など具がとろみのあるお汁に絡み、何とも優しいお味で、ほっと息をついてしまうような、そんなお椀物でした。
蟹など新鮮魚介も良いですが、治部煮はお薦めの一品ですよ!
長町武家屋敷跡 散策
お腹も心も満足になったところで、腹ごなしも兼ねて徒歩で次の目的地へ。
途中、伝統工芸品のお店「和の手仕事 上坂」でお土産をちょこっとお買い上げ。
さて次なる目的地は、香林坊の裏辺りに広がる長町武家屋敷跡。
想像では武家屋敷が立ち並ぶ閑静な一画なのかなと思ったのですが、実際は違いましたね。点々とそれらしい建物があるぐらいで、しかも、狭い路地の割には車の通りが多く、ちょっとがっかりでした。
まあ、こう言う所も、ガイドさんがいれば楽しめたのかもしれませんね。
それでも、金沢市足軽資料館では、足軽の職務や日常生活を紹介しており、なかなか興味深いものでした。入場料無料と言うのもよかったかな!
尾山神社
当初、武家屋敷跡を1時間程散策後、香林坊を散策する計画だったのですが、武家屋敷跡の散策が早く終わってしまい、また香林坊散策と言っても、ショッピング街なので、金沢に来てまでウィンドウショッピングをしてもなぁ〜と思いまして、計画を変更して尾山神社へ。
尾山神社は前田利家公と正室・お松の方を祀る神社。と言うこともあり、なんとなく参拝せずに居られませんでした。私も奥様も歴史好きであるので、由緒のある場所は好きなんですよね。
神門前の階段下にある鳥居の脇には、祭典の予定が書かれていたのですが、摂社の金谷神社には第2代から第14代までの歴代加賀藩の藩主が祭られているだけに日々なんらかの祭典があるような感じでした。
神門は和洋漢折衷5色のギアマンが珍しく目を引くひとつでした。この神門は重要文化財なんだそうです。
広々とした境内はとても静かで落ち着きのある雰囲気で、なんともゆかしい感じでした。本殿横にある庭園も見応えありで、紅葉も綺麗でしたね。
しばらくして尾山神社をあとにし、神社近くにある「板屋」さんで雑誌等で有名な蒸しカステラにマロンを加えた「香林」を購入。
(…で、後日、食したのですが、雑誌で絶賛されている割には、ふつ〜うの蒸しカステラのように感じました。と言うか、私には上品過ぎるお味だったのかな。まあ、人それぞれ感じ方は違いますので、あくまでも一個人の意見として…ちなみに温めてみたら甘みや香りが引き立ちました。)
店内では無料で頂けるお茶菓子(おはぎ)がありまして、甘みがおさえられていてとっても美味でした。お陰で無料でお茶タイムを満喫することができました。
その後、長屋武家屋敷跡に戻りお土産散策。
と言うか、板屋さんで最新号の「まっぷるマガジン 金沢 加賀・能登」を見つけ、パラパラとめくりながら板屋さんの記事を見ていたところ、奥様の目に止まった和菓子がありまして、そのお店がなんと長屋武家屋敷跡にあったもので。
そんなこんなで、お麩屋の「茶庵」さんや雑誌に載っていた和菓子の「村上(本店)」さんで両手いっぱいのお土産を買い込むのでありました。
日も落ちて一層寒くなって来たこともあり、香林坊を抜けて路線バスに乗車。宿泊用の荷物を駅のコインロッカーへ預けていたので一路、金沢駅へ。
ホテルは駅から目と鼻の先にあり、17:30ごろチェックイン。で、夕食まで一休み。と言っても、今回の宿泊プランは一泊朝食付きでしたので、夕飯は外食なんですけどね。
18:30ごろ夕飯を食すためにホテルを後に。
金沢といえば、新鮮な魚介類。中でも11月6日に解禁されたばかりのずわい蟹を食さないわけには行きません。と言うことで、蟹づくしを頂ける「大名茶屋」さんに向かったのですが…旅行前に一応予約を入れておこうと電話しておいたのですが、その時点で予約いっぱいでして、当日、飛込みでは入れるかどうか…とのことで、案の定、入れそうに無い様子。待っても2時間は要しそう。そんなわけで、お腹も空いていたので、事前に調べておいた「居酒屋 座いっく」さんへ。
こちらでは蟹会席コースはあったのですが、ちょっとお高かったので単品をチョイス。それでも、地物の香箱蟹(タラバガニの雌)や、のどぐろの塩焼き、かぶで鰤を挟んで麹につけた「かぶら寿司」などを頂きました。旬の鰤を使っているだけに、かぶら寿司はお気に入りの一品になっちゃいました。海鮮太巻きにも鰤が使われていて、こちらもとっても美味でした。
そんなこんなでお腹も気持ちも満腹になりまして、ホテルに戻ったのち天然温泉大浴場で一日の疲れを癒すのでありました。
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