■ ベースとの出会い
そう、あれは高専の1年生のときでした。階長(寮で1年生を指導する階の2年生)のお一人がバンドの中でギターを担当していました。私の同室者のG君がそれを見てギターを始めました。それを見た私はなぜかベースを始めたというわけです。
しかし、当時お金がない私には楽器など買えるはずがありません。なんとか父親にお金を借りようと思い、いろいろ口実を考えたのですが良い案が浮かばず、恐る恐る「楽器をやってみたい」と言ってみたら、なんと快くお金を貸してくれました。
それもそのはず、父は民謡をやっており、今まで楽器など触ろうともしなかった私が楽器に興味を持つことは喜ばしい事だったのでしょう。たぶん…
そんなこんなでベースを始め、バンドを組もうとしたのもその頃でした。
■ バンドのはじまり
実際にバンドを組み活動を始めたのは2年生になってからでした。活動といっても高専祭(いわゆる学祭)に出場するための練習をしていただけで、私自身、部活もあったので、それが精一杯でした。
当時のメンバーはというと、Guitarは1年の時、同室者だったG君、Dr.、Key.、Voは皆一つ年上の先輩で、あとBassが私の5名でした。
バンド名は「うにい」…だったような気がします。もう、8年ぐらい前のことなので(^_^;)…一応、ユニコーンのコピーをしてましたから。
高専祭での演奏曲は、「Maybe Blue」「服部」「Hystery-Mystery」でした。
特に「Maybe Blue」は、私のお気に入りで今でもカラオケの十八番です。
このころのエピソードと言えば、私は楽譜が読めないので、曲のテンポがわからず同じ曲を何回も聞かないと弾けるようになれませんでした。
しかし、あまりにも同じ曲ばかり聴くので、とうとう同室者に怒られしまったということがありました。申し訳ないっす(>_<)
そんなことも、なんとか乗り切り、いざ本番となったのですが、うまく弾けるんだろうかと緊張しっぱなしでした。
しかし、会場は真っ暗。舞台には裾からライトが照り付け、歓声は聞こえるのですが、観客が見えないのです。こうなってしまうと、なんだか緊張もほぐれ…大いに盛り上がりました。自分としてはね(^_^;)
と、ここまでは、前夜祭の話。本祭となると歓声どころか立ち止まって聞いてくれる人も数えられるくらいで、また開場一番目とくればお客さんもいるわけがありません。
拍子抜けというか、それでも別に点数がつけられるわけではないので、思う存分楽しみました。あ〜疲れた。
ちなみに、この時の高専祭にきたタレントは「GO-BANS」でした。覚えてます?その前は「SHOW-YA」でした。
■ バンド活動のおわり
もう、おわりの話かとお思いでしょうが、ごめんなさい。実際にバンドを組んでいたのは私が3年生の寮祭まででした。ということで、3年生の時のバンド活動のお話をしましょう。
この時は、Vo.、Key.を入れ替え、新生「…」う〜ん、このバンド名が思い出せない。誰か覚えていたら教えて(^_^;)寮祭で「SHOW-YA」のコピーをやって、曲は「限界LOVERS」「夜のせじゃない」、あと一曲…たぶん「COME ON!」だったと思います。情報求む!!
それはともかく、それまでの「ユニコーン」の曲とはまた違い、ハードロックということで、なかなか大変だった記憶があります。
これもまた前夜祭では盛り上がったのですが本祭は最悪でした。というのも、ホント、お客さんがいないのです。近所の小さいお子さんばっかりでした。
まあ、寮祭だから仕方が無いと言えば仕方がないのですが…ほんまに、さむ〜って感じでしたね。というか、当時この言葉はなかったな〜あれば絶対、叫んでましたね(-_-;)
そんなこんなで、僕たちの青春の「叫び」を小さいお子さんに聞いてもらっても…てなわけで、ずっと下を向いて弾いていたのでありました(T_T)
このようにして、私の華々しくも短きバンド活動は終わりを告げるのでありました。それにしても、記憶が確かでなくてすみません。これでも少しは情報収集したんですけどね(^_^;)
■ 最後に
「ところで、なぜ『薔薇』が貼ってあるの?」って誰も聞いてないようですが、勝手にお答えしておきます。
これは、「ユニコーン」のコピーをやった時もそうだったんですが、写真にもあるようにカッティングシートでユニコーン(のつもり)を作って貼っていたのです。
でも、「SHOW-YA」のコピーをやり始めた時、また、何かを貼ろうと思い…というか、まさか、そのままユニコーンを貼っておくわけにはいかないし、剥がすのも何だし…で、当時というか、解散までそうだったのですが「SHOW-YA」のVo.の寺田恵子さんが胸のところに薔薇の刺青をしていて、「これだ!」と思い作ってみました。
それ以来、ずっと貼ってます。そんだけです、ハイ(^_^;)
■ 追伸
当時のメンバーの皆さん、または私どものバンドを覚えていらっしゃる方がおられましたら是非ともゲストブックあるいは、メールでご連絡ください。
特にバンド名を覚えている方、ご連絡お待ちしております。